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[SHOP INTERVIEW] 目の前で切る、揚げる、包む。 創業から変わらない対面のおつきあい。 『丸小商会(肉の丸小)』店主 大脇覚さん 円頓寺商店街の“行列ができる店”といえば、ここ『肉の丸小』。赤い看板と揚げ物コーナーが目印の老舗精肉店だ。もともとは名古屋市中区新栄にある『肉の丸小本店』から暖簾分けされ、昭和23年(1948)から今日まで、親子三代で営んできた。店主の大脇さんも、この街で生まれ育ってきた生粋の円頓寺っ子。 「店舗と住居を兼ねているので、私が物心ついた頃にはすでに店頭でコロッケを揚げていましたね。といっても、子供の頃はあまりこの辺で遊んでいなかったし、社会人になってからもサラリーマン時代は寝に帰るだけという感じでした。だから、商店街がいちばん衰退していたという頃の印象は、そんなにないんです。 会社勤めを経て、店頭に立つようになったのは30代になってから。ちょうど10年ほど前です。この商店街でずっと続いてきた店なので、昔からのお客様もまだまだ多いですね」。 食べ歩きなどで今やすっかり名物になったコロッケは、祭りやイベントの時には1,000個も出るほどの人気ぶり。和牛と豚の粗びき肉と生の玉ねぎたっぷり、ジューシーなミンチカツも、創業まもなくの頃からほとんど味を変えていないという。 「味の決め手は、やっぱり自家製ラード100%でカラッと揚げてあることですかね。揚げ置きはせず、注文をいただいてから揚げるので、お待たせはするけど熱々をお渡しできます。 揚げ物以外のおすすめは、自家製の焼き豚。これも長年味を変えていないのですが、人気があります」。 揚げ物のメニューをよく見てみると、「国産牛肉・豚肉」「国内産ジャガイモ・玉ねぎ・小麦粉」など原材料や、モモ、バラ、肩ロースといった使用部位まで細かく明記されている。精肉も量り売りが基本なので、ほしい部位をちょうどいい分量買い求めることができる。昔からのおつきあいだからこそ安心して買える、そんなお肉屋さんが身近にあるのは心強いもの。 「お子さんのおつかいも多いですよ。最初はお母さんが一緒につれて来て、次からはひとりでお使いに来させたり。そうやって小さい頃から買い物を覚えていくところも、商店街ならではかもしれませんね。上級生になると、おつかいよりは友達とおやつに買って食べ歩きする方が多くなるけど(笑)」。 商店街らしいといえば、おとなりの店舗『喫茶、食堂、民宿。なごのや』には、<となりのまるこのミンチカツとからあげ定食>というメニューがある。丸小のミンチカツとなごのや自家製唐揚げを盛り合わせた“お隣さんコラボ”で、ボリュームもしっかり。 「うちのミンチカツをずっとメニューにしてくれていたうどん屋の“おか茂”さんが閉店してしまったのは寂しいですが、こうして同じ商店街で使ってもらえるのはありがたいことです。 商店街の良さは、やっぱり地域密着であること。近年は新しいお店も増えて活気が出てきましたが、飲食店はもちろん、うちのような肉屋の他にも、魚、野菜など日常のものを商店街で買い回れるようになると理想的ですよね」。 店頭で肉を切り出したりコロッケを揚げたり、そんなライブ感のある風景を目にしながら、子供達が商店街の営みや大切さを知ることも、次の時代へと伝えていきたいSDGsと言えるだろう。
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