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[SHOP INTERVIEW] 人気モーニングはお昼までゆったりと 自家焙煎の珈琲の美味しさを伝えたい。 『喫茶まつば』店主 舟橋和孝さん・朱美さん     通りからも目を引く、ぴかぴかの焙煎機。実は昭和の風情を残す“レトロ喫茶店”として人気のあった父・亨さんと母・多美子さんの頃から、『喫茶まつば』のコーヒーは、豆から自家焙煎。「まつばの珈琲はうみゃぁんだて」と毎日通う常連さんも多かった。 「両親が元気で店に立ってくれてるうちに継ごう!」と、武者修行のつもりで長年勤めていたコーヒー卸会社を退職し、思い切って店を引き継いだ三代目の和孝さん。 戦前の1933(昭和8)年創業という老舗喫茶店を、2018年にリニューアル。新調した焙煎機や電源付きカウンター、オープンテラスを取り入れながらも、店内はどこか懐かしく、かわらぬコーヒーの香りとあたたかな「居心地」がある店になった。     「昔からうちにコーヒーを飲みに来てくれているご近所のおじちゃん、おばちゃん、お勤めの女性など、顔なじみやお友達とおしゃべりがしたい、いっぷくしたいという方、PC開いてちょっとお仕事がしたい方、読書される方など、うちのお客さんはいろいろ、好きなように過ごして楽しんでもらっています。美味しいコーヒーが飲みたいと通ってくれるお客さんが多いのも嬉しいですね」。   勤務時代にコーヒー豆の焙煎技術を学び、コーヒーマイスターの資格も持つ和孝さん。一般の方へのセミナーなどを通じて、日常的によく飲まれているにもかかわらず、実はコーヒーについてあまり詳しくは知られていないことを実感してきたという。しかし最近は、大手カフェチェーン等でもスペシャリティコーヒーやハンドドリップ等が注目され、「いつものコーヒー」だけでなく、こだわりや好みを持って注文される方も少しずつ増えてきた。     「普通に“これはナチュラルですか?”と専門的なことをと尋ねてこられたり、豆の種類にこだわって、挽き売りを購入される方もいらっしゃいます。名古屋のこの地域の人は、比較的コーヒーの酸味を嫌う人が多いんです。昔ながらの苦味の強いコーヒーで、ミルク入れてちょうどいいぐらいの味が好まれる。うちも昔はそういうコーヒーをずっと出していました。 ただ、グローバルな見方をすれば、コーヒーは実は酸味の味わいが重要で、そうしたさまざまな風味やバランスを感じてもらえるよう、月替わりで世界各国のコーヒーを紹介しています。その豆のキャラクターに合わせて焙煎度合も変えるなどして、コーヒーの持つ個性あふれるアロマとともに楽しんでいただけたら」。   『喫茶まつば』は昔ながらのいわゆる純喫茶で、モーニングはお昼までゆっくり楽しめるのも、嬉しいところ。かつて市内にあった喫茶店『満つ葉』発祥と言われる小倉トーストも、開業時からの定番メニューのひとつ。 「私にとっては子供のころから当たり前にあったメニューで、祖父が修行したお店のママさんが考案されたというエピソードも、新聞かテレビの取材で初めて知りました(笑)。名古屋めしツアーでわざわざ円頓寺まで足を運んでくださるお客様も多いのは、ありがたいですね」。   喫茶文化のまちと言われる名古屋で、代々続く最も古い“喫茶店”として、円頓寺商店街の変遷とも寄り添いながら、コーヒーの香りを絶やさず守り続けてきたみんなの憩いの場。商店街界隈の散策の休憩に、帰り際に、ふと寄りたくなるオープンさが何よりもの魅力だ。
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