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円頓寺オンライン商店街内で、好評連載中の円頓寺商店街ショップインタビュー。
一店一店、一度ならず何度も足を運んで丁寧にインタビューをしてくれたのがライターの岩田さんです。岩田さんをご紹介するとともに、今回の記事を書くにあたっての想いや円頓寺商店街についてもお話を伺いました!
■プロフィール
岩田舞海
名古屋市西区出身。実家は幅下で創業70余年の大正琴製造メーカー「ナルダン楽器」。幼少の頃から円頓寺商店街はなじみの場所として育つ。名古屋で活躍するコピーライターで、「円頓寺・四間道界隈 情報誌ポゥ」でも連載を担当。また「円頓寺商店街 秋のパリ祭」では実行委員会メンバーとして参加するなど、円頓寺商店街には欠かせない人物である。
■店主インタビューでは、どんなことを意識しましたか
公式サイトの固定記事として、遠方や円頓寺商店街界隈をあまり知らない方にも、ある程度ロケーションや雰囲気をイメージしてもらえるよう配慮しました。他の媒体やSNSのリンク等、各店主の記事を発信、活用してもらえるツールになるよう、単独でも読み切れるし、まとめて読むと各店のつながりが見えてくるような構成にしています。
なにより、店主への直撃インタビューを通じて、単なるお店の宣伝記事ではなく、「顔の見える商店街」として、そこにいる「人」が見えるようなものにしたかったんです。個々のお店が商店街とどんなふうに関わりを持っているか、代々受け継いできたお店も多いので、子どもの頃や若いころの話、お父さんやおじいさんの思い出など。また、新たなお店も含め、まちの歴史や活気を継いでいく個々の想いなどをおたずねしました。
店主個人の目線や姿勢からまちの風景が見えてくるように、点と点ではなく、面として見えるように。
商店街やお店は過去にもメディアで取り上げられてはきましたが、これだけ一気に紹介されるのは初の機会でしたので、商店街の「いま」を感じてもらいつつ、先にも残せるアーカイブスをめざしました。
■円頓寺商店街を長年知る岩田さんだからこそ聞けた話があるのでは
ポゥのコラムを創刊号から連載していたこともあり、それが下地になって生きた点はたくさんありますね。ただ、コロナ禍中での取材だったため、営業形態も店主の皆さんの気持ちも落ち着かない日々が続き、記事を出すタイミングも難しかった。何度も足を運んで現況をおたずねした店もありました。
また、長年続いてきた七夕まつりやパリ祭などの大きなイベントは、多くの方々に円頓寺商店街らしさを感じでもらえる絶好の機会でしたが、ここしばらくは開催が難しく、お店同士の連帯感もなかなか持てない時期だったと思います。だからこそ横のつながりや、店主の皆さんが実は心に抱いていた思いのようなものをできるだけ引き出すよう心がけました。
■円頓寺オンライン商店街はどんな役割を担うでしょうか
取材歩きをしてあらためて気づいたのは、意外と一見さんには入りにくい面もあるかなということ。私自身もインタビューの際には「よし、行くぞ」と気合いを入れて扉を押していました(笑)。この記事を読んでもらうことで、お店に近づく一歩になれば。はじめて訪れる方にとっても、円頓寺オンライン商店街の記事や情報がお店に入りやすくなるきっかけになるといいですね。
お店と商店街がどうつながっていけるか、お店も常に考えていると思いますが、実はお客さんがまちを歩き、いろいろなお店に入ることで、商店街を、まちを、自然につないでくれているんだと思います。
■岩田さんにとって円頓寺商店街ってどんな場所ですか
西区で生まれ、子どもの頃からこの町に来ていたことや、情報誌ポゥと関わってきたこともあり、自分自身が現在も月に何度かここに足を運んで、飲んだり食べたりする「円頓寺ユーザー」のひとりです。だからこそ、訪れる人にこの商店街がどう見えるかをイメージしやすい立場にあるのかも。
円頓寺商店街は、ほど良いコンパクトさで、お店や店主のキャラクターが見えやすく、“くせ者感”もあって、「なんだろう、ここは?」と興味を持つフックが多いんですよね。この街に関心を寄せる人が記事を読んで、実際に商店街を訪れ、親しみ、いずれそれぞれの目線でこのまちを語れるようになってくれれば、もっともっと面白くなっていきそう。ぜひオンラインから一歩踏み込んで、円頓寺商店街をエンジョーイ!してください。